2018年のオリンピックの団体銀メダリストであるアレクサンドル・エンベルトはロシアのペアであるタラソワ・モロゾフ組の今後とペアにおけるコーチ達について意見を語った。
記者:今年、タラソワ・モロゾフ組は優勝候補者の座に返り咲いたようだという感じがします。モスクヴィナコーチの頃のプログラムにはここまで確信させられなかったかなと、そしてこれは私だけの意見ではありません。
エンベルト:タラソワ・モロゾフ組はただ年の経つのと共に自信が出ただけかなと思います。オリンピック選考は初めてではないし、その道のりを知っている。
平昌はそんなに昔ではない。OK、昔だったとして、でも彼らは何を見せるのが重要かわかっている。経験がここで生き、目で見て取れなくとも、ある種のエネルギーが伝わってくるようだ。
加えて彼らは新しいチームにおり、これもまた自信を与えている。チームは世界中に知られるトップレベルで、彼らはチームを信じている。
コーチとコーチがすることを信じ、努力は結実すると信じることはとても重要。勿論、タマラ・ニコラエヴナ(モスクヴィナ)も同じくトップコーチだけども。チームも強い。
記者:モスクヴィナかトゥトベリゼ、どちらがよりトップレベルかと問わねばなりませんか?
エンベルト:ペアにおいては私としては勿論タマラ・ニコラエヴナ。
彼女は試合への準備を知り尽くしている、こういった繊細な試合の。だから彼女がトップ。でも私はニーナ・ミハイロヴナ・モーゼルコーチのもとで滑り多くの事を学んだ事をとても嬉しく思う。
彼女は当時事実見事に自分たちの教え子のペアを導いた。2026年のオリンピックに向けて彼女が戦いに関与し自分のプログラムとペアを派遣する事を願っている。その際は本当に面白くなる。
記者:トゥトベリゼがペアに進出した時は驚いた?
エンベルト:0.5秒ね。
エテリ・ゲオルギエヴナは完璧主義者で、エネルギッシュな人間。彼女にはパワー、時間そして手段がある。
全てが味方となりーそして彼女は堂々と歩んでいき、選手達は彼女の元へ行きたくなる。なので1秒後には思った、あ、概ね論理的だな、と。
こういったことは今までなかったが、起こるべき時に起こった。エテリ・ゲオルギエヴナが変化の決断に至った時に。
記者:プロの視点から見て、変化はありましたか?
エンベルト:プログラムは100%このチームの、グレイヘンガウスのスタイルだという変化は見てとれました。
これは良くも悪くもなく、ただこのペアに彼らが自分たちのスタイルを吹き込んだだけ。
でもプログラムは彼らがノーミスの際はとても良く見える。素晴らしい滑りを待っている、その時全てがつながりプログラムの完全性が目に見える。変化はまさに目に見える。
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