ロシア系アメリカ人のマリニンがシニア初出場の大会で優勝した。彼は6つの4回転ジャンプを跳び、2022年の世界選手権に出場する。

イリヤ・マリニン。1月上旬の主役となった人。オリンピック前の全米選手権で2つのプログラムで6つの4回転ジャンプを見事着氷しヴィンセント・ジョウ、ジェイソン・ブラウンを抑えて衝撃的な銀メダルを獲得したのだ。しかしアメリカの連盟はオリンピックにはイリヤを送らない決断を下した。

『私達は、ルール通りだと言われた。ならそれらのルールを見直し再検討しなさい。もし直前の国内選手権で銀メダルをとった選手が3枠ある中で代表の補欠にしかなれないのなら、それは、なんでもいいから例外を作る可能性を検討する必要があると言うことを意味する。私はイリヤの両親に電話し、アメリカのフィギュアスケートを代表して起こってしまった出来事を彼らに謝りたいと言った。実際に私はこの様な決定が恥ずかしい』とラファエル・アルトゥニャンは憤慨した。

代償として、マリニンは続け様に2つの世界選手権、つまりジュニア(イリヤはまだ17歳)とシニアの世界選手権にエントリーされた。しかしモンペリエ世界選手権に行くためには技術ミニマム(34点)を取る必要があった。この課題を満たすためにマリニンはティルブルグでのチャレンジカップへ出かけ、多くの人が驚いたことに、ショートプログラムにはジュニアの内容で出場した。トリプルルッツートリプルトウループ、トリプルフリップ、トリプルアクセル。もしこれが確実性を期待してのことなら、それはまさに期待通りとなった。84.55点とシニアの世界選手権に出場する公式な許可を獲得した。

フリープログラムではマリニンは最大出力で出場した。4回転4本だ。回転不足のルッツでの転倒から始まり、その後ミスのないトウループをきめ、トリプルアクセル、4回転サルコウと続いた。最後の4回転(コンビネーションジャンプの4回転トウループ)は4分の1回転不足となったが、最後には見事なトリプルルッツートリプルループをみせ、それ以上のミスをイリヤは犯さなかった。シニアでの最初の勝利ここにあり!

Русский американец Малинин выиграл первый турнир на взрослом уровне. Он прыгает 6 четверных и едет на ЧМ-2022 - 26 февраля 2022 - Sport24
А ведь мог блеснуть и в Пекине.

コメント

タイトルとURLをコピーしました