
ニコライ・メモラは、新しいショートプログラムを宮原知子に捧げたと語った。
このイタリア人スケーターは、エスポーで開催されたフィンランディア杯で6位に入賞した。
「昨年のプログラムを残すことにした。今シーズンは僕にとって初めてのシニアでのシーズンなので、何か技術的な面にもっと時間をかけたい。それに、審査員も観客も昨年のこのプログラムを気に入ってくれたし。
実は、新しいショートプログラムも準備していたんだ。宮原知子に捧げるものを。なぜ彼女にって?僕はいつも彼女に感銘を受けていた。彼女には特別な何かがあり、感情をとても繊細に表現していた。
確かに、ジャンプは彼女の得意な面ではなかったかもしれない。しかし、彼女がジャンプで有名なスケーターたちと競い合っていたことを忘れることはできない。アリーナ・ザギトワやケイトリン・オズモンド、紀平梨花といった面々だ。
しかし、知子が氷上に出ると、誰もがそれを忘れ、彼女から目が離せなくなった。彼女の例は、最も難しいジャンプがなくても偉大なスケーターになれることを示している。2019年の埼玉でも、彼女は素晴らしかった。
僕はまだ、このプログラムにふさわしい見せ方ができる状態でないことを理解した。誰かへのオマージュを捧げるのであれば、完璧に見えるようにしなければならない。
だから、来シーズンまでに僕の母でもあるコーチが、僕の準備ができていると言ってくれれば、これが僕のショートプログラムとなる。
僕はカナダのクリケット・クラブで、ブライアン・オーサーと今シーズンの準備をしていた。僕の母親は一緒に来ることができなくて、オンライン上で手伝ってくれていたんだ。
ブライアンは素晴らしい人で、とても頭が良く、ただただ自分の仕事が大好きな人なんだ。彼とトレイシー・ウィルソンは人に感銘を与えられる人たちだ。」
と、Sports.ruのマイヤ・バグリャンツェワ記者がメモラの言葉を伝えた。
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