ロシアからの欧州選手権参加者一覧が公開された。男子シングルではコーチ評議会の決定によりエフゲニー・セメネンコが行くことに。アレクセイ・ミーシンの椅子エゴは4位で、一方全露で銅メダルを得たアンドレイ・モザリョフは母国に残る。彼は補欠第一位。
この決定はどれほど正しいのか?
我々の男子選手はその不安定さで有名で、1シーズンの中でトップ選手達はミスしうるが、一方最終の1つ前のグループの選手達は人生1の滑りを重要な試合で出すことができる。
アンドレイ・モザリョフは世界ジュニア選手権の後シニアに進出したが、結果は落ち始めた。
この選手の持ち技には強いクワドと悪くない滑りがあるが、彼が緊張に打ち勝つ可能性はとてもひどい。
そう、彼はSP後に守りを固め正当な全露3位を得ることができたのだ。
大きな国際大会でどう打ち勝つのかはわからない。
エフゲニー・セメネンコは昨シーズン必要な要素をまとめ自分の理想の滑りを引き出すことができることを示した。
北京への3枠をえる重圧は、彼が自分の最大限で出場することをダメにし邪魔することはできなかった。
ましてや、ジャッジはすでにセメネンコと彼の国際経験の方が多い(そして成功している)ことを知っている。
今シーズンは怪我のせいで演技はそれほどクリーンではなかったが、でもモザリョフとセメネンコの問題においては害が少ない方を選ばなくてはならない。
セメネンコを含める議論は、これはトゥクタミシェワがリストに載っていないことに対する連盟のミーシンへの一種の情状酌量で、奇妙な話だ。
モザリョフはとても才能ある選手だが、責任と期待の文脈では彼を思うと実際怖い。
もしアンドレイの場所により安定してしっかりした選手がいたら、コーチ評議会もこの問題を議論しなかっただろう。
両選手の準備度合いをテストするためにセメネンコとモザリョフを欧州選手権に派遣したら理想的だっただろう。
なぜなら欧州選手権とオリンピックの間にはそれほど時間がないから。
両選手が同じ条件にある時には、調子、心持ち、総合的な印象を同じ試合で同程度の可能性を伴って見ることができただろう。
もしかしたら、ここではモザリョフのコーチであるキリル・ダヴィデンコの地位、正確にはその欠落が作用したのだろう。
もしアンドレイが、例えば、エテリ・トゥトベリゼの元で練習していたら、ペアのタラソワ&モロゾフ組やアンナ・シェルバコワのように、彼には疑問はでなかったかもしれない。
「どうしてチームにはセメネンコがいて、モザリョフがいないのか?なぜなら執行委員会がコーチ評議会の提案に同意したから。セメネンコはより経験がある選手で今季これまででモザリョフよりも良い結果を示した」とコーガンはSport24のインタビューで話した。
あるケースではロシアフィギュアスケート連盟のスポーツの原則が作用し、もう一方ではそうではないとは、興味深い。
疑念はモザリョフへだけでなく、他の全露銅メダリストにもあるのだから。
年齢的に入れないムラヴィヨワが補欠入りした事態も、全露の結果に従っていた執行委員会の性質を語っている。
今は、エフゲニー・セメネンコが何%の演技を見せるか、そしてダメだった場合に連盟がどうするのか、待つより他にない。
実際にオリンピックへのリストは欧州選手権の結果に従って変わるのか、それともリアルな選考の見せかけに過ぎないのか?
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