ベルギーのフィギュアスケート選手、ルナ・ヘンドリックスは、17歳への年齢制限の引き上げは正しい判断だったと考えている。
8シーズン目ですが、経験と疲労、どちらを感じますか?
両方です。年齢を重ねると、ちょっと違う感じがしますよね。15歳のときは、何も考えずに氷の上に出て、何も考えずにスケートをするんです。しかし、年齢を重ねれば重ねるほど、神経をコントロールして安定したスケーティングをすることは難しくなります。
10代にはまだ思春期がありますが、それを見事に乗り越えていますね。難しかったですか?
誰にでも起こることで、まだ例外はありません(笑) 体が変化し、氷上で得意としていたことをすべて学び直さなければならないのです。ジャンプは全部バラバラになるし、全部リセットされるし、すごく大変です。年齢制限を上げたのもうれしい。より意識の高いスケーティングを見ることができますし、年上のスケーターにはストーリーがあり、より興味深いです。
私は他のどのロシア人女性よりもリーザ・トゥクタミシェワが好きです。少女から女性へと変化すること、そしてそれがスポーツの世界でどれだけ大変なことなのかを知っているからです。しかし、主な変化は体にも起こらず、頭にも起こります。惰性でやっているからとか、「こうなったから」という理由ではなく、もっと意識的に、自分がどれだけスケートを好きなのかを理解するようになるのです。もし、すべてが「自動的」に、簡単にやってくるとしたら、それは評価されないということです。
そして体重ですが、そうですね、16、17歳の頃は特にきつかったです。同じものを同じ量だけ食べていたのに、急に体重が増え始めたんです。怖くなって、栄養士さんのところに行きました。何を、いつ、どのような割合で食べればいいのか、自分の体についてわからないことをすべて説明してくれました。なぜなら、すべてはとっくに研究され、スケジュール化されているからです。
バナナは、時間帯によって異なる食品と一緒に食べると、体型への影響も違ってきます。健康的な食事をしようと思っても、やり方が間違っているのです。スケートの滑り方を覚えるように、正しい食べ方を覚えなければならないのです。
私はダイエットをしたことがないので、今は厳しい制限の中で生活しているわけではありません。一年中、超適正な食生活を送ることは不可能です。だから、ピザやポテトチップスも食べるし、そういう食べ物を悪者にはしない。人生を楽しみたい、そのために美味しいものは欠かせない。バランスが大事なんです」とヘンドリックスは言う。

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