最も重要なことを語りましょう。
12月23日から26日までサンクトペテルブルグでロシア選手権が開催される。
オリンピックチーム選考に際し最も重要な試合だ。
そして国内選手権のメダルは選手の真のレベルを常に示すわけでは全くないけれども(例えば、アレクセイ・ヤグディンは一度も優勝しなかった)、まさに12月の終わりに、今季が続くのか否か決まるのである。
ロシア選手権のスケジュール
サンクトペテルブルグでの五輪前大会開催はロシアの都市としては最多の4度目となり、選手らを待つのは競技3日間とエキシビションだ。選手権は全てChannel1のウェブサイトで公開される。
女子シングル
今季の試合で判断するならば、5人の選手で五輪争いをする。
すなわちカミラ・ワリエワ、アンナ・シェルバコワ、アレクサンドラ・トゥルソワ、マイヤ・フロミフ、そしてエリザヴェータ・トゥクタミシェワだ。
だが彼女らがトップ5を占めるどんな保証もない。
つまりロシア選手権のルールのおかげで、試合へはジュニアグランプリシリーズ参加者のアデリヤ・ペトロシヤン、ソフィヤ・サモデルキナ、そしてアナスタシヤ・ジニナも参加が認められ、同様に難しい技を持っている。
トップ3を予測することは実際不可能で、明らかなのはワリエワの勝利のみ。でも我々がまさに不自由しないのは多回転ジャンプの豊かさだ。
男子シングル
おそらく、最も面白く予測できない種目。
もし女子が表彰台候補者が多少なりともわかっているとすれば、男子は毎年サプライズが起きる。
例えば、2年前はマルク・コンドラチュクが銅メダルを獲得したが、それまではロシアカップで7位、またその前シーズンはドミトリー・アリエフがセンセーショナルな勝利を飾り銀はアルトゥール・ダニエリヤンだった。
2018年は最後のシーズンだったマクシム・コフトゥンが優勝した。
五輪への切符は全部で3枚、でも以下に示されるリストからは実際に全選手がメダル争いをすることができる。最も強靭な精神を持っているのは誰か?もうすぐわかる。
ペア
滑稽だが、現世界チャンピオンのアナスタシヤ・ミーシナ&アレクサンドル・ガリャモフ組はロシア選手権において過去一度も4位から上に上がったことがなかった。
国内選手権へ向けてモスクヴィナの生徒達は素晴らしい調子だが、一方でたった1つの記録でSPでも合計でもトップを走っているのはエフゲーニャ・タラソワ&ウラジミール・モロゾフ組だ。
アレクサンドラ・ボイコワ&ドミトリー・コズロフスキー組はあまり良いシーズンインではないが(スケートアメリカで銅)、その後グランプリシリーズフランス大会で堂々と優勝した。もし彼らの「シーズンベスト」とダリヤ・パヴリュチェンコ&デニス・ホディキン組の「ベスト」を比べるなら、違いは最小限だ。
つまり、たった4点多いだけ。もうすぐ4組のトップ選手の演技が見られる。その中の誰かが五輪代表の蚊帳の外になるとはなんと残念なことか。
アイスダンス
長い間アイスダンスは最も予測可能な種目だと考えられてきたが、しかし今シーズンは全てが変化しうる。
原因は、世界第8位の合計点を引っ提げて国内選手権へやってくるダイアナ・デイヴィス&グレブ・スモルキン組の最強の進歩だ。
シュピリバンドの教え子は最初のトライで五輪へ行くことができるのか、それともやはり序列主義が上をいくか?これが、この大会の主な興味をそそる点の1つである。
ロシア選手権は、健康問題ゆえにテストスケートから欠場していたティファニー・ザゴルスキ&ジョナサン・グレイロ組の今期最初の試合だ。
もし一団を一瞥するなら、まさに彼らは3組目の立場で北京五輪へ出場するに値する。しかし最終的な意見はジャッジ達に残されている。

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